ロンドンという場所で、もう一度
- ballardslane3742
- 1月4日
- 読了時間: 2分
更新日:1月5日

2026年。新しい年になりました。
ロンドンは、私にとって“挑戦の場所” であると同時に、“帰ってきたくなる場所” でもあります。
2004〜2005年、まだ子どもたちが豆粒のように小さかった頃。
大学院生として予防歯科を学ぶため,1年間留学をしました。子供の世話をするために同行してくれた母と、そして子供たちと一緒にこの街で過ごした時間は、私にとって忘れがたい大切な記憶になっています。
街の空気、緑の色、葉が落ちる音、人の温かさと、ちょっとの意地悪。ここにいるといろんなことがあるけれど、自分の心が自然と深く呼吸をして、なんとも自由で。
「またここで暮らしたいな」と、何度も思うようになりました。

日本での歯科の仕事、家族や友人との生活は、かけがえのない大切なものです。
でもその一方で、心の奥のどこかに“まだ開けていないドア” のようなものが、ずっと残っていました。
そのドアが、ときどき静かにノックをしてくる。そんな感覚です。
今回、ロンドンで診療室を始めるという選択は、そのドアを「今なら、開けてもいいかもしれない」と思えたことが、いちばん大きな理由かもしれません。
とても立派な言葉で説明しようとすれば、予防歯科の理念や、医療への想い、使命感——いろいろな言葉が並ぶのだと思います。
でも、いまの正直な気持ちは、もう少しシンプルです。
好きな街、ロンドンで。ロンドンに暮らす日本人の方々をはじめ、日本を好きでいてくれる方々、そして、私という人間を信頼してくださる方々の小さな支えになれたら。
そんなふうに、自分らしく過ごせたら——それは、とても幸せなことだと思っています。
まだ始まったばかりの道で、これから楽しいことも、大変なことも、きっとたくさんあると思います。
日本の医院で働きながら準備を進める今も、わからないこと、法規制、英国あるある、連日さまざまな試練の繰り返しです。
それでも今は、「ロンドンという大切な場所で、再び暮らし、今度は学生ではなく、歯科医師として働ける一歩を踏み出せること」その機会をもらえたことを、素直に嬉しく感じています。
この Clinic Journey で、これからも少しずつ歩みを綴っていきます。
どうぞ、温かく見守っていただけたら嬉しいです。
歯科医師 松浦直美

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