効率的な予防ケアのかなめ。「染め出し」とは?
- 5月6日
- 読了時間: 2分
歯科に定期メインテナンスに行くと、ピンク色に染まる薬剤で、歯を染められたことありませんか?
どうしても、舌や唇に染め出し剤が付いてしまったりして嫌がる方もいて、染め出しを行わない歯科医院もありますが、これは、是非やったほうが良いメインテナンスのプロセスです。

ちなみに、イギリスの歯科医院では、NHSはもちろんのこと、プライベートでも染め出しをする医院はほとんどないようです。染め出してしまうとクリーニングにも時間がかかり、手間がかかるのが理由ではないかと思います。
でも、染め出しをするのはとても大切なので、当院ではなるべく染め出しをさせてもらうように患者さんにお願いしています。患者さんは歯磨きの「ダメ出し」をされるようでプレッシャーを感じるかもしれませんが、染め出しをする理由はけして患者さんを「叱る」ためではないのです。
1。私たち術者がプラークを見えやすくするため。
「Guided Biofilm Therapy」という概念は予防歯科の基本の基本。Biofilm(バイオフィルム)というのはいわゆる「プラーク」のことで、プラークを染め出しで見えやすくして(Guideしてもらい)、確実にプラークを除去できるようにしています。なんとこれにはエビデンス(研究結果)もあり、染め出しをした場合としない場合では、プロのクリーニングにも差が出ると言われています。
2。効率的な歯磨き指導
染まる部位は、プラークが溜まっている場所で、普段の歯磨きで落としきれていない部位。
100%の歯磨きができる人はいないので、そこをプロフェッショナルクリーニングで落とすことがメインテナンスの目的です。
ただ、ご本人にも、リスク部位(歯肉炎になっていたり、虫歯になりかかっている部位)の歯磨きのポイントをピンポイントでお知らせします。一回のメインテナンスにつき、せいぜい1箇所か2箇所。それでも、続けているうちにさまざまな部位のプラークをご自分でも取り除けるようになってきます。
このような理由で、当院では定期メインテナンスの際に染め出しをしています。
どうしても時間がない、直後に大事な会食がある(どうしても唇などに少し染め出しの色が一時的に残ることがあります)、などの方には無理強いはしませんので、遠慮なくお知らせくださいね。
松浦直美
Bloom Dental Studio 7Adelaide Road London NW3 3QE



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